夢の勇者ナイトブレイカー
1.「夢の勇者ナイトブレイカー」(99/08/24)
私はロボットアニメが好きで、更に勇者シリーズも好きでした。
それで「オリジナルの勇者シリーズを小説に書きたい!」ということがそもそもの発端です。
そこで主人公は高校生くらいにしようと考え、もう一つの主役であるマシンの設定をどうしようかと考えました。
あんまり基地などをかまえた組織的な勇者というのもなんですので、家庭内手工業的な勇者にしようと思いました。そうなるとマシンは誰かから与えられなければなりません。そうなるとパワーアップとかもその「誰か」から与えられた範囲でしかできないことになりますし、普段の収納場所も考えなくてはいけません。
収納場所はともかく、パワーアップや新メカが他人任せというのも忍びないものがあります。
おお、そうだ! と思い出したのが「電光超人グリッドマン」です。
グリッドマンはコンピュータワールドという仮想世界の話ですので、サポートマシンも全てコンピュータのデータとして存在しており、開発も修理も思いのままです。
これだ! と思いましたが、同じコンピュータワールドでは芸がありません。同じような仮想世界を考えたときに思いついたのが小鳥遊博士も説明していた無意識の世界の話です。誰の理論かは忘れましたが、これを使えば万事解決とサクサク設定を考えていきました。
勇者シリーズにはそれぞれテーマがあったのですが、この設定によりテーマが決まります。
テーマは「夢」ということで、敵は人の心を狙う「夢魔」になりました。
そしてシリーズの名前です。
悪夢の象徴として「夜」を考え、それをうち砕くもの。
つまりNight Brakerです。
これによって「ブレイカーマシン」という名前も決まります。
次に名前の前につけるやつですが、案として「夢の勇者」と「夢幻勇者」の二つがあったのですが、語呂のより「夢の勇者ナイトブレイカー」となりました。そしてストーリーは始まります。
2.橘 美咲(99/08/26)
もともとナイトブレイカーの話は「女の子が主人公の勇者シリーズを書きたい!」から始まりました。
そして「一人称が『ボク』の女の子を書こう!」ということから考え始めました。
独断と偏見で一人称が「ボク」の女の子というのを考えると、1.見かけは普通の女の子。でも一人称が「ボク」(例:トリーシャ=フォスター)
2.ボーイッシュな女の子。(例:奈々緒=ファリーナ)
3.全体的に子供っぽい女の子。(例:月宮あゆ)と、適当に考えてどうしようかと思いました。
1番と2番は何となくありきたりかな? とこれまた勝手に考えて3番に決定。
主人公になるためには何か強さが必要です。そのため、その外見や口調などにも関わらず精神的に強いということにしました。更に考えて両親が死んでいる。しかも十分に物心のついた10才くらいの時としました。そしてその強さを支えるものもいるでしょう。そういうことで格闘技の達人ということにしました。それを鑑みて天賦の運動神経の持ち主にもしました。
その上、一人暮らしに近い生活が長く続いただろうということで家事全般が得意となりました。
全部振り返ってみます。
凄い女子高生だな、おい。
まあ、気にしないで次に外見を考えます。
子供っぽく運動神経抜群。そういうイメージから小柄でショートカットに決まりました。
服装も動きやすくTシャツ、ショートパンツなどを基本とします。アクセントとしてバンダナを巻いていることにしましょう。実はこの辺は「番長学園」のごんちゃんをイメージして考えました。
次に口調の整理をします。
一人称は「ボク」ですから、二人称の基本は「キミ」に。名前を呼ぶときは「くん」(「君」ではなく飽くまでも「くん」)「ちゃん」付けということで決定。ボーイッシュでなく子供っぽいので、男の子口調にならないように注意しておきます。
後は名前を決めればOKです。
名前は他人に呼ばれることも考えて、しかも最後まで使われる物ですから慎重にしましょう。
3文字と適当に決めて、後は色々頭をひねります。字面も含めて「美咲」と名付けました。
苗字の方は漢字一文字+読み四文字とします。当然、名前とのバランスも考慮します。
上記の条件から「橘」の苗字を思いつきました。
やっと完成! こうして夢幻界最強の少女が生まれました。2.追記(99/08/27)
設定を作っていて、ふと気付いたこと。
橘 美咲、身長147p。背が低いなぁなんて思ってました。
そしたら実は彼女、マルチや澪と同じ身長。
ううむ、小さい。確かに隼人と比べると30p違うんですよね。
3.神楽崎 麗華(99/09/02)
基本的には美咲と全く正反対の女の子です。それで長身長髪の美人系キャラになりました。そういうキャラはやはり「お嬢様」でしょう。それに女の子が二人まとめて一般家庭というのも芸がありません。
次にキャラクターを作るときにはそれなりに「属性」というものを考えております。
彼女は乗る機体も含めて属性は「火」。じゃあ彼女は熱血キャラなのでしょうか? そうなると美咲とかぶってしまいます。それではいけません。
ならば考えられるのは「実は熱血」。じゃあ普段は? そうですね、きっと普段は冷静沈着。お嬢様であることを含めると結構お高くとまって(いるように)見えるでしょう。
更に考えます。どうしてそういう性格なのでしょうか?
本人としては「お嬢様」というのが結構重荷なのかもしれません。しかし小さい頃からそう育てられたのでなかなか変えることができないのでしょう。おおっ、いい感じです。
ということは「実は親切なんだけど、親切というのが照れくさい」のかもしれません。すると美咲との関係もつかめてきます。「美咲がやっているから仕方なく」なんて顔をしてますが、真っ直ぐで自分のできないことを簡単にやってしまう美咲が大切で、心配で、だからその微笑みを護りたくて戦っているのでしょう。
う〜ん、いい娘です。え? そんなこと分かってるって? まあ、そうですよね。
後決めることは服装と名前でしょうか。
服装はこれも美咲と反対でスカートをメインにしましょう。やはりお嬢様ですから大人しめの服装になるに違いありません。彼女の性格を考えるとブランド物などの高級品をさり気なく、しかも上手に着こなしていそうな雰囲気があります。まあ、こんなものでしょう。
麗華という名前は早くから決まっていました。
何ともお嬢様らしい気品のある名前でしょうか(笑)。選定のポイントとしては美咲に「〜ちゃん」で呼ばれるのを考慮しています。
更に苗字。これが難産の上、一つ問題を残してしまいました。
これまたお嬢様らしい名前で漢字3文字。
で、いきなり閃いたのが「神楽(かぐら)」。意味的にも響きもよさげです。でもこれだけでは3文字になりません。ということで最後に「崎」をつけて「神楽崎」。できました!
なんて思ってたら、困ったことに世の中には「神楽坂」という苗字が存在しておりました。これはビックリ。なんてこったい、という感じです。
でも気付いたのがしばらく話を書いた後だったので、どうしようもありません。存在するかどうか分からない架空の苗字で最後までいきましょう。
4.大神 隼人(99/09/09)
実は3人目の謙治よりも隼人の設定の方が先でした。
下手すると麗華の設定よりも先だったかもしれません。
とにかくクール系のキャラ。属性は「水」というより「氷」です。
こういってはなんですが、良くあるタイプのキャラなんですよね、隼人って。昔のロボットアニメの2号機に乗っているような奴。でもそのパターンに当てはまらないのは、1号機の熱血野郎が女の子の美咲であったこと。お陰で話を書いている内にどんどんお人好しになっていきます。
こういうステロタイプだったので外見もアッサリと決まりました。
長身、ハンサム。更にこの時点で動物型のウルフブレイカーに乗ることも決まっていたので、一匹狼を思わせるような野性味溢れる鋭い感じにしました。ついでに、この手のキャラには妹が必然だろうと、病弱な妹がいることにします。
性格もそれに沿っていくことになります。冷静、どころか冷徹な性格。でもそれは妹ことを常時気にかけているため、他に気を使う暇が無いからです。そしてその隠された優しさも妹に全て向けられたものです。美咲も言ったとおり「優しいおにいちゃん」なんですねぇ。
美咲とのスタンスは今のところは「気になって仕方がない」です。本人も理由が分かりませんが、美咲が一挙一動から目が離せなくなっています。妹みたいな雰囲気の持ち主だからでしょうか? いつも人を避けてきた自分の中に自然に入り込んできたからでしょうか? 明確な理由も分からずに戦い続けているのです。
次は名前です。
隼人の名前の元はゲッターロボのハヤト(間違っても「俺はボインちゃんが大好きなんだぜ」なんて言いません)、ではなく「エクシードラフト」のレッダーの隼人(苗字ど忘れ)です。
苗字の方は安易で、狼みたいだから「大神」。それだけです。
妹だけを護っていればよかった隼人。だが、いつの間にかに沢山のものを背負うようになっていた。背中にあるもので一番重たいものは妹? それとも……
5.田島 謙治(99/09/16)
実は一番適当な設定のキャラです。
ブレイカーマシンの設定はだいたい固まっていたので、最後のバスタータンクのパイロットを決めなくてはいけませんでした。四機中二人が女の子なので、パイロットは男で決定項です。
新兵器やニューマシンの開発の関係もあって、そういうことができるキャラにしましょう。小鳥遊は飽くまでも心理学者なので、彼がそこまでできるとは考えづらいです。
そうなるとブレイカーマシンの特性も考えて、射撃が得意、武器・兵器に詳しい、コンピュータが得意と技能の方が先に決まりました。そうなると理工系の秀才くんでしょう。
そういうキャラが他にいないので、ちょうどいいとします。
後は他の三人とのバランスを考えて性格も考えていきます。結構頭に血ののぼりやすく、猪突猛進しそうなキャラが多いので、臆病なまでに慎重にしましょう。でもそれだけなら正義の味方としては物足りないので、やはり芯には熱いものを持っていることでしょう。
属性は「大地」。バックアップが得意。結構、先読みして色々用意するタイプ。まるで宇宙戦艦ヤマトの真田さんのように「こんなこともあろうかと」を地でいくようにします。
美咲に対するスタンス、といいますか、彼の場合は麗華に対するスタンスになります。麗華と一緒にいたいから、そして麗華を護りたいから彼は戦うのです。ま、実際はそれだけでもなく、自分のどちらかというと敬遠されがちな知識を思う存分発揮したい、という部分もあります。
まあ、だいたい決まりです。外見は男なので適当ですが、眼鏡をかけていることは決めました。
名前の方ですが、他の三人が結構立派(だと私は思う)なので、少し平凡な名前にしましょう。
で、思いついたのが「けんじ」という名前。後は漢字ですが、これも適当にATOKの辞書を眺めて漢字を決めました。
さ〜て、次は苗字。なかなか思いつきません。その時見ていた「TVタックル」に田嶋教授が出ていました。そのまま使うのもなんなので、「田島」に変え採用。
これで四人目のパイロットが決まりました。
個性的なキャラに囲まれているので、どんどん埋没しそうな彼。まあ、そのうち見せ場があるでしょうから頑張って欲しいと切に願うものです。
6.フラッシュブレイカー&スターローダー(99/09/21)
ホントはまだメインキャラがいるのですが、書きたくなったので書きます。
フラッシュブレイカー。美咲の機体です。美咲の属性は「光」なので、そこから考えて決めました。基本的には万能型、ということになっています。最初は実在する車(それこそパトカーとか)から変形すると考えてましたが、この時点で夢幻界での戦闘しか考えていなかったため、それと美咲のキャラクターを考えると実在の車なら運転しないだろうということから、特にモデルの無い車両形態ライトクルーザーをとることになりました。もう一つ理由があるとしたら、これで普通の車に変形したら変形機構が無茶苦茶複雑になりそうだったから、だったりする。でもこのライトクルーザーの変形パターンってトライダーG7に似てますね……
武装に関しては思いつきです。主人公メカ、ということで拳銃型の武器は必須でしょう。当然(?)ながらちょっとでも強い敵には全く効きません。後は投げ武器と接近武器ということで、考えついたもので、特に意識したものはありません。が、必殺技のイルミネーション・ブレイクには名前の方にモデルがあります。少し古いゲームなのですが、18禁ゲームに「分裂守護神ティンクルスター」というのがありまして、その中のキャラの一人「るみな」の必殺技が「ファイナル・イルミネーション」だったのです。ですから最初は「ファイナル・イルミネーション・ブレイク」だったのですが、あまりにも長いので「イルミネーション・ブレイク」に落ち着きました。
この前段階の「シャイニング・ホールド」も、最初は「フラッシング・ホールド」だったのですが、書いている内に無意識に「シャイニング・ホールド」になっていたので、諦めてそれになりました。
そしてスターローダー。これの召喚シーンは気付いた人は分かったでしょうが、あの名作「勇者エクスカイザー」のキングローダー召喚のシーンを元にしています。合体パターンはゴルドランパターンなんですけどね。
スターブレイカーの武器、コズミックブレード。両腕に二本入っている、というのは「ザンボット3」のザンボットグラッブをイメージしています。でもサイではなく、直刀です。そして更にこれのサポートマシン・コメットフライヤーですが、合体したときに肩の位置につくローターというのは「ゲッターロボ號」のゲッター號を元にしたというのは実は秘密です。
後の名前についてはフラッシュブレイカーは光や透明なものに関する名前、スターブレイカーは星に関する名前からとっています。
一応は1号メカ。さて、これからどうなるでしょうか?
7.フェニックスブレイカー&ウィングブレイカー(99/10/12)
麗華の機体です。属性は「炎」で飛行マシンにしようと考えましてフェニックスを思い付きました。
飛行マシンの必殺技といえば古今東西体当たりでしょう、ということで体当たり系の必殺技になりました。何となく構造的に弱そうだと思ったので、単純な体当たりにするのは止めました。でもなにかのエネルギーをまとって、というのもありきたりです。じゃあ回転しながらというのは? いや待て、それなら二つ組み合わせるのはどうだろう。そういうことで炎に身を包んで回転しながら体当たり、と必殺技が決まりました。それなら格好いい名前をつけてやろうと、頭をひねっている最中にふいに「トルネードバースト」という言葉が閃きました。
何かで聞いたことがあるような気がして、ひっくり返して出来たのが「バースト・トルネード・ブレイク」。お嬢様麗華が友のために放つ炎の竜巻の必殺技です。
しばらくして元ネタが分かりました。「特救指令ソルブレイン」でソルブレイバーの持つ「パイルトルネード」による必殺技「トルネードバースト」でした。ネタが分かるとちょっとゲンナリです。
武装に関しては同じ系統の武器がないように、同じような場所から発射する武器をないように考えました。手持ち武器が無い割には武装が多く、意外と苦労しました。名前は鳥や炎を感じさせるものから連想します。そして攻撃力不足を補う全力斉射のフルブラスト。これの元ネタも分かる人には分かりますね。「太陽の勇者ファイバード」から戴いております。
さて、フラッシュブレイカーとの合体のウィングブレイカー。一文字違うと上着になってしまって、ちょっと怖かったのですが他に思い付く名前もなく、これに決まります。合体のキーワードは「バード・コンビネーション」。「無敵超人ザンボット3」の「ザンボット・コンビネーション!」から拝借しました。次に「天空合体」という言葉を考えます。それまでの知識の中で使われていないことを確認して(ということは私の知らない作品に使われているかもしれませんが)、使うことにします。
この二機の変形・合体パターンは双方が仮に立体化されたとしても無理の無い範囲にしています。まあ、でもフェニックスブレイカーは構造的にだいぶ無理がありそうですが……
しかし合体すると急に武装が減るのはなんでなのでしょう(笑)。
今考えると合体パターンは失敗しましたねぇ、と実は思っております。逆にすべきだったか……?
8.サンダーブレイカー&キャノンブレイカー(02/06/17)
謙治の機体です。とりあえず戦車! 戦車! 戦車!(←間違っても魔法の呪文じゃないですが……)
イメージしたのは「太陽の勇者ファイバード」のエースバロンかな?(おおっ! もしかして凄い伏線?!)
とにかく重装甲の戦車が重装甲のロボットに。全身に内蔵武器。更に手持ちでも武器。これでもか! という武装のイメージです。
謙治の属性は「土」。でもそうなると泥臭そうな技しか思い付きません。しょうがないので、サブ属性として「雷」をつけることにしました。
パイロットが謙治なので、武装はドンドン増えることができるようになっています。
更には戦車ということで、ロボットの足決定です(笑)
そして重砲合体キャノンブレイカーなのですが、これは追加の合体変形パターンを考えていて、バスタータンクが左右に分かれることを思い出し、「おおっ! ライトクルーザーを左右から挟み込めばいいジャン!」として思いついたものです。最初は変形してフラッシュブレイカーにランドセル状に合体することを考えたのですが、変形構造があまりにも複雑になりそうなので、止めました(笑)
パイロットの謙治同様(笑)、あんまり考えていないマシンだったりします。
9.ウルフブレイカー(02/06/17)
隼人の機体です。とにかく狼型、というのは決まってました。
さらには変形して人型になるのも決まってました。そんで、フェニックスブレイカーもサンダーブレイカーもフラッシュブレイカーとの合体パターンがあるので…… と思ってたのですが、これは構造上断念。美咲と合体できない機体になってしまいました(笑)
でも単機で2パターンに変形するだけではあまりにも寂しいので、中間形態をつけましょうということでウェアビーストを考えました。まあ、いわゆるリミッター解除みたいなもので、敏捷性が格段に上がり攻撃力も増加というものですが、短時間しか使えないというわけで。本文中にもありますが、瞬間的なら超音速も出せるのですが、さすがに現実世界でそんな速度で走ったらあたりはズタズタでしょう(笑)。ちなみに変形時の「シェイプシフト!」と掛け声はBPSって会社(今は無いはず)が過去にだした「アーコン」ってゲームに登場する相対した敵に変身する「シェイプシフター」からとったとは秘密です(笑)
気付いた人は気付いたかもしれませんが、ウルフブレイカーの必殺技の元ネタは「闘将ダイモス」の「必殺烈風正拳突き」だったりします。で、ダイモスの「ダブルブリザード(orファイヤーブリザード)」と「フリーザーストーム」を組み合わせて「ブリザードストーム」という技の名前ができていたりします。それで、色々記憶をたどっていても「ブリザードストーム」って技も魔法も聞いたことが無いんですよね。意外と使われていると思ったのですが……
ちなみにブリザードストームとビースト・ストライク・ブレイクはウェアビーストでもヒューマンフォームでも使えることになっています。
しかし、コイツには全く武器がついてないですねぇ。外装武器も無いですし。それこそ、フラッシュブレイカー以上に接近戦よりの機体です。
10.小鳥遊 一樹(02/06/17)
謎の心理学者(笑)。雰囲気や外見は某「無駄に最強博士」に似てますが、彼は全くの一般人です。
でも今考えると、校医の資格って医学部に言ってないととれないって話を聞いたことがあったような……
あ、そうそう。彼はアメリカで心理学の博士号をとったんですよ、ええ。
外見の基本は「いかにも博士」という感じを目指しています。飄々とした雰囲気・眼鏡・白衣の三点セットで、外見も悪くないのですが、雰囲気でどうもボケボケに見られてしまうという感じ。「いやぁ、あはは」という風に笑う人です。
隼人が「おっさん」と言っていますが、27歳。確かに年齢は高い(特殊なキャラを除いて二番目に年齢が高い。一番は「怪盗フェイク」のロイド)のですが、「おっさん」は密かに傷つくから止めなさい(笑)
書いていて謙治と混ざってしまいそうなのが最近の一番の問題だったりします。
それでもこの作品では大人なので、多感な少年少女達を導く役割を担っています。司令官ではありませんが、アドバイザーやサポーターとして重要なのですが…… ドンドン影が薄くなっているような……
11.バロン(02/06/17)
いわゆる「ライバル」です。
これで一号機(笑)が熱血野郎だったら普通の展開の終わりそうなのですが、隼人同様に……(笑)
隼人と違うタイプの「いい男」を目指しております。隼人が「密かに優しい」タイプならば、こっちは分かりやすく優しい(でも女性限定)キャラに。
性格的にも能力的にも、今後仲間になってくれそうなキャラなのですが……(ごにょごにょ)
イメージカラーは黒。そんなわけで、黒髪浅黒の肌となりました。服も黒い色ばかりですが、
どうしても隼人に似たキャラになっちゃいそうなのが悩みの種ですが(笑)
美咲との関係が噂される反面、和美ともいい仲? との噂がちまちまと……
戦う理由に関しては「強い奴と戦いたい」なのですが、それと同様に「卑怯な戦いを嫌う」部分もあって、夢魔側のやり方に反感を憶えつつあるのが現状です。
名前は実は難産で、登場回は決まるまで名前の所を空欄にしていたほどです(笑)。
とりあえず横文字の名前でなきゃまずかろう、と散々首を捻ったあげく、この名前に。
いや、名前自体は悪くないのですが、どーもあちこちに出現率が高いなぁ、と。
更に色は黒ですし、某漫画の「黒男爵」を思い出しちゃって……(笑)
これから中盤に向けて、バロン絡みで色々なことが起きます。その先には……?